理事長所信

はじめに

「報恩謝徳」  これは、受けた恩に感謝しそれに報いようとする心を表す言葉です。
私は2017年度に入会しましたが、その後3年程、活動を離れた時期があります。活動を続けるべきかどうか迷っていた時に、もう一度向き合ってみないかと、東かがわ青年会議所に戻るきっかけを作ってくれたメンバーと先輩がいました。また、戻ってから受けた委員長という役職に対して、事業構築の仕方や議案の書き方、地域の方々との連携の方法など、面倒を見てくれたメンバーがいました。

私は、これまで様々な事業を東かがわ青年会議所のメンバーとともに取り組み、困難も乗り越えながら、事業を形作ることが出来ました。また、青年会議所がきっかけとなり連携させていただいた地域の方々と、今もともに活動を行うことがあります。多くのメンバー、地域の方々とともに行う青年会議所運動は、東讃地域の未来について考え、能動的に行動する大切さを学ぶ機会を与えてくれています。

青年会議所運動は、一人だけの力で行うことは出来ません。多くのメンバーや先輩諸兄、地域の方々とともに行動し、大きな力を生み出すことで形作られています。私たちはこれからも、お互いを支え合いながら、青年会議所運動に取り組むことになります。それが、仲間との絆を深め、自分自身の成長 と、明るい豊かな地域社会の実現へとつながります。多くの方々から支えられていることに感謝し、その恩を忘れないよう報いて行動を重ねていくこと。私自身もこの気持ちを忘れぬよう、進んでまいります。

創立40周年という節目を終え、同志の恩に報いる行動

東かがわ青年会議所は、2025年度に創立40周年という節目を終え、新たな一歩を踏み出しました。私たちは、自分の持つ力を投じながら地域社会への貢献を目指して青年会議所運動に取り組んでまいりました。青年会議所には、地域の未来について考え、この運動に一丸となって取り組んでいる同志がいます。同志がいるからこそ、壁があってもともに乗り越え、前へ進むことが出来るのです。

この運動を未来へつないでいくため、創立40周年をお祝いしていただいた同志、東かがわ青年会議所の歴史を紡いでこられた先輩諸兄、そして、これまで運動を続けてきたメンバーに改めて感謝の気持ちを持ち、その恩に報いる行動を形としてまいります。

メンバー一人ひとりが会員拡大に取り組める組織の実現

私が東かがわ青年会議所に入会したきっかけは二つあります。一つ目は、今の職場にいることを知ったメンバーが、私に声を掛けてくれたこと。二つ目は、実際に事業に参加して、地域に貢献するため 様々な運動を続けている青年会議所に興味を持ち、一緒にやってみようと思ったことです。

入会に至る動機は人それぞれですが、きっかけはシンプルだと思います。メンバー一人ひとりが会員候補者に声を掛け、東かがわ青年会議所について興味関心を持ってもらうこと。そして、どのような運動を行っているのか実際に見てもらい、東かがわ青年会議所の魅力あるメンバーを知ってもらうことだと思います。

会員拡大のためには、メンバー一人ひとりが会員拡大への意識を高め、自然と声掛けが出来る存在になることが大切です。メンバーが会員拡大の必要性を認識し、全員で会員拡大について考え、一人でも多くの候補者に声をかけ、アプローチする。人が意識を変え始める起点は、当事者の想いを伝えられた瞬間です。メンバー一人ひとりが会員拡大の当事者となり、想いを伝えられるよう取り組んでまいりましょう。そして、魅力ある東かがわ青年会議所メンバー一同で新入会員を迎え入れ、新しい仲間とともに一丸となり、青年会議所運動に取り組んでまいりましょう。

東讃地域から活力を生み出す運動の展開

どんと恋祭はこれまで関係各所の方々にご協力をいただき、地域内外の多くの方で賑わう事業となりました。だからこそ、地域の更なる魅力に焦点を当て、多くの方に伝えることが出来る可能性を秘めています。

私は、地域の活力を生み出す一つの要素は食である、と考えます。食は、農林水産業などの第一次産業や食品加工といった第二次産業、そして飲食・観光といった第三次産業まで、幅広い産業で地域に活力を生み、地域の食文化の継承という役割も果たしています。
しかし小中学生において、地域の食の起点となる地場産物を知っているのは約半数に留まっており、広く認知されているとは言えません。また、共働きなど多忙な環境や代替食の普及により、幅広い世代で食事を作る手間を省き、効率的に済ませることが増えています。私たちは今一度、地域の食の魅力に触れ、食に親しむ機会を作る必要があるのではないでしょうか。

食は、地域と私たちの未来を創る原点です。東讃地域から食を盛り上げ、活力を生み出す運動を展開してまいります。

感謝を伝えることが出来る人財の育成

私たちは、日々周囲の人や環境に支えられ生活しています。家族や友人がいるおかげで有意義な時間を過ごし、職場の仲間がいるおかげで仕事を通じて社会に貢献することが出来ています。そして、衣食住や社会インフラが整っていることにより、現代の当たり前の生活が成り立っています。

しかし、慣れ親しんだ人間関係や当たり前となった環境では、その有難さについて考え、感謝を持つことが少なくなっているのではないでしょうか。また、感謝を持っていたとしても行動していないことや、身近な存在に対しては「言わなくても伝わっているだろう」と感謝の言葉を心に留めてしまうこともあるのではないでしょうか。
相手に感謝を伝えた時にこそ、その存在の有難さや、お互いが支え合っていることを実感出来ます。その気付きが、更なる感謝へとつながり、自分自身と周囲をより良く変化させていくのです。今、目の前にいる人を大事にする。今、起きている物事を大事にする。日常の当たり前の有難さに気付き、感謝を伝えることが出来る人財を育成する事業を実施してまいります。

東かがわ青年会議所の魅力の継続した発信

私たちはこれまで、地域をより良くするため継続して青年会議所運動を行ってまいりました。私たちの運動の認知拡大を行い、共感する方々を増やすためには、ホームページや SNS を使った継続した発信が重要です。

限られた時間とメンバーの力を活かして発信を継続するためには、ホームページやSNSを円滑に運用し、発信が出来る仕組みを作ることが必要です。現状では、多くの時間とメンバーの力が事業実施に割かれてしまい、広報まで手が回らず十分な発信が行えなかったり、発信を担当するメンバーをサポートする体制が整っていなかったりするなど、継続した発信が難しい場面もあるのではないでしょうか。円滑な運用と発信が出来る仕組み作りは、私たちの運動の魅力を多くの方々に伝え続ける基盤となります。
地道な発信の積み重ねは、東かがわ青年会議所の魅力を形作る大きな財産となります。私たちの運動に共感する方々を増やしていくため、継続して発信が出来る仕組みを作り、東かがわ青年会議所の魅力を地域内外の多くの方々に伝えてまいります。

さいごに

青年会議所は一人ひとりのメンバーの力のもとに成り立っています。私は、ともに活動するメンバーや地域に感謝の気持ちを持ち、お互いがそれに報いようと行動を続けることで、必ず良い未来が創られていくと信じています。青年会議所運動には、明るい豊かな社会の実現に向かって、その道をともに歩み、支え合う仲間がいます。家族や職場の理解、地域の方々の力添え、東かがわ青年会議所の歴史を築いてきた先輩諸兄の想いも、私たちを力強く後押ししてくれています。この一年が、私たちの成長と、魅力あふれる東讃地域の未来を創り出すための一年となるよう、感謝を力に、未来を創ることを胸に、一歩ずつ進んでまいりましょう。

2026年度理事長 大西孝二